2025/01/13 01:17
今月は母の月命日なのでお墓参りに行ってきました。
長野の上田という小さな城下町まで。駅から歩いて10分ちょっとのところに菩提寺があります。
墓参の後の大問題は昼食をどうするかということですが、こどもの頃からのお馴染みのおみせはどこも混んでいるのです。たまたまタイミングよく、上田名物あんかけ焼きそばの2大名店のうちのひとつ 福昇亭 さんに入れました。といっても、店内で待ち、頂くまで30~40分。
最初に出される小さなお皿にお酢と辛子を混ぜて、焼きそばにちょっとずつかけて頂きます。スープ付きで並盛り900円ですが、ワンタンとラーメンとかと、複雑な体系の組み合わせで、いろんなセットがあり、たいがいのひとはそうしたものを頼んでいます。
わたしはいつも並盛りの焼きそばのみ。以前は炒飯もあり好きだったのですが、いまは焼きそばをさばくのに手一杯なのか、メニューにはありません。これをもう一度食べたいのです。
母が亡くなり、母親の作ったものが食べられなくなり、外食でもお気に入りのお店が閉店してもう食べられなくなってしまう。
だんだん好きだったものが思い出のなかにしか残らなくなっていきます。こうやって年をとっていくのだなと、つくづく思います。
今年は母の23回忌、生きていれば87歳になります。