2025/02/06 15:27

だいたいなにをしているところなのかは業界の片隅に長く居るわたしにはなんとなくわかりますが、それぞれの工程は日本の工場でどうよばれているのかガラスメーカーの人にあらためて聞いてみました。
特にこれといった言い方はないようで、その方が、さらにガラス工場の方に聞いてくださったので、そのお返事をそのまま載せます。
緑の60オーレ(オーレはデンマークの通貨単位)
宙吹き成形時の形状を整えているイラスト
焦茶の80オーレ
ひょうたん型の花瓶の口元をくくって最終的に別の職人が底部分にポンテ(竿)を付けて切り離す前段階のイラスト
青色の130オーレ
タネを付けて台のある花瓶のようなものを作ろうとしている?
茶色の150オーレ
木型を使って型吹き整形している職人と、木型に水をかけたり、型押し(型を手動で開ける)の職人のイラスト
と想定されます。
とのことでした。
80オーレのポンテについて補足すると、そんなことはニュートンの頃からわかっていることですが、このまま切り離したら下に落ちるので、別のポンテ(竿)をガラスにくっつけてから切り離すという意味です。
デンマークはいまはそうではありませんが、1980年くらいまで切手の発行政策が厳格で出ても年に5枚とかよほど吟味して良い切手しか作らない国でした。基本凹版印刷の切手が多く、ポーランド人でスウェーデン郵政の切手彫刻家スラニアが版を彫っています。
そんなお国柄でなぜ4枚もこのような切手が出たのかいまひとつ理由がわかりませんし、海外のカタログなど見ても、ガラス製造のシリーズという趣旨の記載しかありません。
ホルムガードが設立されたのが1825年だそうなので、もしかしたら国を代表するメーカーの150年を顕彰したものなのかもしれません。